バンコク 引っ越しについて➁(引越しに必要なもの・不要なもの)
本稿では、タイに引っ越すにあたっての
1.購入・準備不要のもの
2.購入・準備が必要なもの
3.日本から持参した方がベターなもの
以上3点について書きたいと思います。ご参考ください。
1.購入・準備が不要なもの
厳密にいうと、引っ越しにあたり準備・調達が必要なものは物件のタイプにより異なります。例えばサービスアパートであれば家具・家電から食器まである程度は揃っており、差し当たり生活する為に購入が必要なものはほとんどありません。
一方で引っ越し先がタイ人向けアパートであった場合、ほとんどの家具・家電を自前でイチから揃える必要があったりします。
あまり細分化しすぎても分かり辛いですので、本稿では外国人の居住形態として最もポピュラーなコンドミニアムへの引っ越しである事を前提として書いていきたいと思います。
①エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電
ほぼほとんどの物件ではエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など、生活に必要な家電は揃っています。内覧時にこれらの製品が備わっていないことに気づいたら事前にエージェントやオーナーさんに伝えておけば、入居前までに買い揃えてくれる場合が多いです。
※特に電子レンジについては備えられていない部屋が時折あるので注意。
➁ソファやクローゼット、テーブル、椅子などの基本的な家具
コンドミニアムは、直ぐにでも住めるように基本的な家具は全て揃えた状態で借主を探している場合がほとんどです。したがって家電同様、特にこだわり等なければ、最低限の生活を送るうえでは自腹で買い揃える家具はあまりない筈です。
一方で、部屋のタイプや広さにもよりますが、ワーキングデスクとチェアーはないお部屋もあるので注意です。特にタイ人居住者が多い物件はその傾向があります(タイ人はダイニングテーブルやリビングテーブルで仕事・勉強する方が多く、これらの家具を必要としないケースが多いため)。
➂カーテンやカーペット、ベッドのマットレスなど
カーテンやカーペット(間取りにもよりますが)、ベッドのマットレスも基本的に揃っている筈です。
2.購入・準備が必要なもの
逆に、自前での購入が必要(となるケースが多い)ものを紹介していきたいと思います。
①枕、枕カバー、布団、ベッドシーツ等の寝具
ベッドとマットレスはほとんどの物件で備わっていますが、枕や枕カバー、シーツ、掛布団は自前での購入が必要です。
- 枕および枕カバー
- シーツ
- 掛布団
- ベッドパッド
なお、タイは日本と違い、ベッドサイズはシングルではなくクイーンサイズかキングサイズが基本となります。事前にベッドサイズを確認してから購入するよう注意しましょう。
寝具については、ビッグCなどのスーパーマーケットやエンポリアム、セントラル百貨店等のデパートで一式セット販売していますので、強いこだわり等なければ簡単に買い揃える事が出来るかと思います。
➁洗剤やモップ、ブラシ等の掃除に関わるもの
部屋を清潔に保つための清掃用品や洗剤は自前で準備する必要があります。身近なところでは、
- <重要!>食器用洗剤、洗濯用洗剤と柔軟剤、漂白剤、トイレ・バスルーム用洗剤など
- 掃除機(お掃除ロボット)、ほうき・塵取り、コロコロ、モップ(バルコニーおよびバスルーム用)、キッチン用ブラシ、トイレ用ブラシ、バスタブ用ブラシなど
- 雑巾、ガラス用雑巾(フキン)、バケツ、ビニール手袋など
これらは全てショッピングセンターやスーパーあるいはコンビニなどで購入可能です。なお、洗剤などはタイの製品の方が日本のものより効果が強烈な気がします。殺虫剤などは標的に吹き付けた途端に一瞬で絶命可能な威力で、「コレ人間にも効くんじゃ。。。」と良からぬことが頭に浮かんでしまう事もしばしばです。
➂食器類や調理器具等のキッチン用品
SAであれば最低限の食器やフライパン・鍋などの調理器具は備わっていますが、アパートやコンドミニアムであれば基本的には自分で購入する必要があります。下記は、私が引っ越しにあたり購入したものです。
- <重要!>電気ケトル・炊飯器
- 鍋・フライパンなど(ダイソーやドンキなどで購入可能です)
- 計量用の秤、計量カップ、計量スプーン、鍋つかみなど
- 皿・茶碗・お椀・コーヒーカップ・グラスなど
- 箸、割り箸(スーパーで安価に購入可能)、ナイフ、フォーク、スプーン、コーヒー用スプーン
- テーブルクロス、サランラップ、アルミホイル、ジップロック、冷凍・冷蔵用タッパーなど
パッと思い浮かぶだけでも上記の通りですので、自炊を考えている方は意外と沢山買い揃える必要があるかと思います。
上述のものはセントラルやビッグCなどの地場系商業施設に行けば全て購入可能ですが、日本製品にこだわりがある方であれば、現在バンコク市内で支店急拡大中の「ドンドンドンキ(ドン・キホーテ)」に行ってみるのも良いかもしれあません。
その他
- <重要!>タコ足電源、玄関用マット、洗濯ばさみ、ハンガー
- 髭剃り(電化製品量販店で販売していますが、結構高いです)
- 歯ブラシ、歯磨き粉、歯磨き用コップなど
- 石鹸、シャンプー、リンス、コンディショナー、タオル、バスタオルなど
スーパーやコンビニ、ドラッグストアでいずれも購入可能です。
※なお日本製品にこだわりのある方であっても、バンコクには日系ドラッグストア(マツモトキヨシ、ツルハドラッグなど)も進出しているので、上記のものはほとんど手に入る筈です。
3.日本から持参した方がよいもの
実は日本から持参した方がよいものって、こだわりがない限りはほぼありません。思いつくところでは、
- ズボンプレス(なぜかタイでは入手困難です)
- 衣服(ユニクロや無印はタイにもあり、値段もほぼ変わりません)
- 女性であれば、こだわりの化粧品など
- 文房具類(タイのものは品質があまりよろしくないです)
くらいでしょうか。
なお少しケチくさい話ですが、私は日本一時帰国時からタイに戻る際は、みりんや日本酒、ポン酢などの液体調味料は飛行機の預け荷物の重量制限ギリギリまで詰め込んでタイに持ち帰るようにしています。これらはタイでも購入可能ですが、輸送費の関係で日本よりかなり高価になる為です。
最後に
変圧器は特にこだわりの家電等なければ、持参不要だと思います。ただでさえ高い電気代が、変圧器を使用することで更に上がってしまいます。
ほぼ全てのものはタイで現地調達するくらいの考えでよいかと。ちなみに私は本稿で挙げたものは全て移住後に買い揃えましたが、「日本から持ってくれば良かった。。。」と後悔したものはほとんどありません(あえて言えばズボンプレッサーくらいでしょうか)。
以上、少しでもご参考になれば幸いです。
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