タイ国内のバスでの移動について

バンコクから中長距離を移動するための交通移動手段は、下記の4つです。

  1. 飛行機(時期によってはバスと大差ない費用で利用可能)
  2. 長距離バス(短・中・長距離移動に。安くて便利、VIPバスなら移動中も快適)
  3. ロットゥー(乗合バン。近・中距離の移動のみ)
  4. 列車(高いうえに不便だが旅情あり)

本稿では、節約派旅行者の味方である長距離バスでの移動について、簡単に説明します。

タイの長距離バスは安い!快適!

出所:https://www.sombattour.com/

日本人にとって長距離移動といえば電車・列車移動が定番ですが、タイの列車は頻繁に遅延(数時間もザラ)する上に事故も多く、それでいて料金も決して安くない(場合によってはLCCより高かったりする)ため、メジャーな移動手段ではありません。まあ、タイ鉄道の旅も旅情があって個人的には好きですが。

タイ人にとって最もメジャーな長距離移動手段は「バス」です。

タイの長距離バスは快適です。特に最上位クラス(VIPバスと呼ばれることが多い)であれば、ゆったりとしたスペースにほぼフル・リクライニングの座席、軽食や飲料水も配られ、至れり尽くせり。夜行バスでの移動では、乗車後すぐに消灯し朝方には目的地に到着できるため、睡眠時間を移動に使えるわけで、時間の有効活用にもなりますしホテル代も1泊分うきます。

中長距離バス乗車券購入場所と注意点

バス乗車券は各バスターミナル内に入居するチケットブースで購入できます。特に需要の高い地方主要都市への路線は様々なバス会社が運航していますので、発車スケジュールや希望座席クラスの空き状況、料金などを見比べてお好みでどうぞ。連休中でない限りはバスターミナルでのチケット購入⇒即乗車できる筈です。年末年始やソンクラーンなどの混雑時期は数週間前から満席になることも多いため、事前のチケット購入をおススメします。

その他、ウェブでの予約や旅行代理店での予約も可能ですが、説明が長くなるので今回は省略します。

乗車券購入時はバスのランクに注意してください。バス会社によって呼び方は違いますが、多くの場合はVIP・1等・2等・3等などのランクがあります。料金の差が多少あるとはいえ、特に夜行バスの場合は体力的なことも考えて全力でVIPバスの利用をおススメします。

バスターミナルはバンコク都内に3カ所、ただしバス会社によって自前ターミナルあり

出所:https://www.busonlineticket.co.th/bus-terminal/mo-chit-bus-terminal-chatuchak

バンコク都内には長距離バスが発着する大きなバスターミナルが3カ所あります。

モーチットバスターミナル(北バスターミナル):北部・東北部、その他多方面

バンコク北郊に立地する、タイ最大のバスターミナルです。北部・東北部行きの路線が主ですが、本数は少ないものの東部・西部や南部方面の路線に加え、ラオスやカンボジアへの国際バスも同ターミナルからとなります。また、中長距離のロットゥーも多く発着しており、早朝から深夜まで各地への乗客で賑わっています。

北バスターミナル(モーチットマイ)への行き方

付近にBTS・MRTの駅はないため、アクセスはバスかタクシーになります(ウィークエンドマーケットからバイタクで行く方法もありますが、危険な上に大して安くもないのでおススメしません)。

バスでのアクセスは、下記ウェブサイトをご参照ください。一人旅で且つ少しでも交通費を抑えたい方は、MRTチャトチャック駅あるいはBTSモーチット駅からバスで行くのもアリです。

http://www.e-guide-books.com/bkk/bus/bus1-10.html

複数人、もしくはバスで行く自信がない方はタクシー利用が無難です。同バスターミナルはタイ語で「モーチットマイ」と呼ばれていますが、タクシー運転手には「モーチット・バスターミナル」、あるいは「モーチット、バス、XXX(目的地の地名、『アユタヤ』『チェンマイ』など)」と言えば通じます。渋滞度合いにもよりますが、バンコク中心部から150~200バーツほどで到着できるはずです。

長距離バス乗車券購入場所

乗車券はバスターミナル内に入居するチケットブースで購入できます。特に需要の高い路線(チェンマイなど)は様々なバス会社が運航していますので、発車スケジュールや希望座席クラスの空き状況、料金などを見比べてお好みでどうぞ。事前購入も可能ですので、時期によっては事前にチケットを購入しておくことをおススメします。特に年末年始やソンクラーンなどの混雑時期は、数週間前から満席になることも多いため要注意です。

チケットブースは行き先により2フロアに分かれて入居しています。

1階:東北部以外の全路線

※アユタヤやパタヤ、チェンマイ、チェンライ、スコータイなどのチケットブースは1階。

3階:イサーンなど東北地方へ

※ウドンタニ、ウボンラチャタニ、コラートなど

なおチケットブースでの購入決済手段は現金のみ(クレカ不可)ですので、注意しましょう。

東バスターミナル(エカマイ・バスターミナル):中部・東部方面

東バスターミナル(エカマイ・バスターミナル)には、東部方面(パタヤ、シーラチャ、チャチュンサオ、ラヨーン、サメット島、チャーン島など)バスが発着しています。北バスターミナルと比べると小規模で行き先も限定的ですが、BTSスクンビット線エカマイ駅から歩いてすぐのためアクセスも良好です。

行き方は簡単です。BTSスクンビット線のエカマイ駅下車、駅構内の高架をアソーク・サイアム方面に歩き、階段を下りて徒歩1分。

バンコクから気軽に行けるビーチリゾートとして外国人旅行客から人気のあるパタヤ行きバスは20~30分おきに発着しています。また、東方面行きのロットゥー(乗合バン)も多く出ています。

特にパタヤ行きは大型連休時は大混雑し、数時間待ちの場合もありますので、比較的込み合わない早朝時間帯のチケット購入をおススメします。

南バスターミナル(サイタイマイ):西部・南部方面

主に西部・南部方面(アンパワー、カンチャナブリー、サンクラブリー、プーケット、クラビーなど)の中長距離バスが発着しているのが南バスターミナルです。

この南バスターミナルですが、バンコク中心部からもの凄く遠い場所にあります。何故こんなところにバスターミナルを建てたのか謎です。アクセス方法はタクシーかバスになりますが、タクシーで少なく見積もって30分以上、バスですと1時間以上かかる事もあります。いやホント、何故こんなところに建てた???

立地が悪いので、同じ方面のバスが北バスターミナルからも出ている場合は、そちらの利用をおススメします。私も過去何回か利用しましたが(アンパワーやホアヒンに行った時など)、最近は北バスターミナル利用に切り替えています。

タイ国営バス会社の利用はおススメしません

13smok / Pixabay

 

タイ国営のバス会社に、トランスポート社(ボー・コー・ソー)があります。モーチットバスターミナルでは1階正面入り口に多数のチケットブースを出店しているため、初めて長距離バスを利用される方は思わずチケットを購入してしまいそうになりますが、サービスや設備ともに大変評判が悪く、また私個人も何度か利用した結論として、同社バスの利用はお勧めしません。

タイ人に人気の民間長距離バス会社ツートップ

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私見ですが、タイ人に人気のある長距離バス会社2社を紹介します。路線によっては北バスターミナルからも利用できますが、両社ともに自前バスターミナルを所有していますので、そちらでの利用が確実です。

ナコンチャイエアー(Nakhonchaiair)

タイ人に最も知名度が高く人気があるバス会社といえば、おそらくナコンチャイエアー社です。座席の快適さに加え、安全運転(事故件数ゼロ)であることも人気の理由です。北バスターミナルからほど近くに自前のバスターミナルを所有していますが、いつ行っても多くの人で賑わっています。

同社バスターミナルへの行き方は、BTSモーチット駅、あるいはMRTパボンヨーティン駅からタクシーでのアクセスが現実的です。「バス、ナコンチャイエアー」といえば通じます。ウェブサイトでの予約も可能ですが、英語サイトが見づらいので、利用の際は事前に同社バスターミナルまで足を運んでチケットを購入するようにしています。

ナコンチャイエアー社ウェブサイト:

https://www2.nakhonchaiair.com/view/

ソンバットツアー(Sombattour)

ナコンチャイエアーはタイに詳しい日本人であれば知っている可能性もありますが、ソンバットツアーを知っている日本人には私はいまだかつて会ったことがありません。。。が、タイ人の間ではナコンチャイエアーと並び有名な長距離バス運行会社です。

※なお、上記写真はバンコク⇔チェンマイ線でのみ運行されている座席2列(1+1)バスです。

座席がナコンチャイエアーよりも広く感じるので、個人的にはナコンチャイエアーよりもソンバットツアーの方を好んで利用しています。

同社が所有する自前バスターミナルも、ナコンチャイエアーと同様に北バスターミナルの近くですが、私の発音が悪いのか、「ソンバットツアー」といってもタクシー運転手には通じない場合が多いです。その場合、最寄りのソイである「ビッパワディー・ソイ13(シッブサーム)」と言えば分ってくれると思います。

ソンバットツアー社ウェブサイト:

https://www.sombattour.com/

この両バス会社については、いずれ詳細を記事化できればと思います。

LCC・バスでの移動がタイ国内の主要移動手段です

sasint / Pixabay

前記事にも書きましたが、LCCとバスがタイ国内の2大移動手段となります。両者の運賃や発着時刻などを比較したうえで、ご自身の旅行計画に最適な方を選択しましょう。ちなみに私は、夜間に移動したい場合はバス、日中に移動したい場合はLCCと使い分けをしています。

それでは皆様、よい旅を!

以上