バンコクでのタクシーの乗り方

本稿では、バンコクでの『タクシー』の乗り方や乗る際の注意点について説明したいと思います。バンコクのタクシーは日本と比較すると抜群に安く、複数名であればBTSや地下鉄といった公共交通機関よりも一人当たりの費用を抑えて利用することができます。一方でトラブルも多発しており、安全かつ上手に利用するにはコツが必要です。

バンコクのタクシーは安い!

TheDigitalWay / Pixabay

別記事にも書きましたが、バンコクのタクシーは初乗り35バーツ(150円くらい)、以後は数百メートル毎に2バーツずつ加算されていきます。バンコク都内中心部を複数人で移動する場合、BTSや地下鉄といった公共交通機関より安く利用できます。その上、目的地までエアコンのきいた社内でドアツードアで移動できるわけですから、利用しない手はないです。

タクシーの捕まえ方

Bob_Dmyt / Pixabay

商業施設やイベントホールなどでは指定の乗り場から(通常「TAXI」と書かれた標識があるのですぐに分かるとと思います)、路上であれば道路側で手を挙げれば止まってくれます。手の挙げ方は日本と若干異なり、水平やや斜め下に腕を突き出して手のひらをヒラヒラと振ります。

・・・が、日本と同様に垂直に手を挙げても通常は止まってくれます。ようは、タクシードライバーにこちらがタクシーに乗車したい利用したい意思が伝わればOKです。

空車タクシーの見分け方

上記写真のように、空車のタクシーは運転席左前方にそれを示す照明が灯っており、簡単に見分けることが可能です。タクシーを停めたい場合は、照明が灯っているタクシーに対して手を挙げるようにしましょう。ただし、タクシーによっては乗客がいるにも関わらず、同照明を消し忘れているケースも多いです。

タクシーの乗り方

MichaelGaida / Pixabay

タクシーが停車したら、乗り込む前に助手席側のドアを開けて行先を告げ、乗せてくれるかどうかの確認をしましょう。何故かと言えば、日本と異なりタイのタクシーは、距離や道路事情によっては乗車拒否をします。というか、乗車拒否されるケースの方が多いです。タイでも乗車拒否は本来いけない事なのですが、あまりに常態化しているため、タイ人の皆さんも完全に諦めてます。

行先を告げて、ドライバーが頷くか乗り込んで良しという仕草をしたら乗り込みましょう。

目的地の告げ方

piviso / Pixabay

バンコクのタクシードライバーのほとんどは英語が出来ません。また、地図も読めません。

したがって、有名な観光地や商業施設であればその施設名を告げるか、或いは目的地にほど近いランドマークとなる施設名を告げるか、目的地の立地する道の名前を告げましょう。バンコクはほぼ全ての道に名前がついています。グーグルマップで、目的地が立地するタイ語表記の道の名前部分を拡大して見せてもよいかと思います。

行き先を告げて乗車したにも関わらず、タクシー運転手自身が実はよく理解していないまま出発し、結果、当初の目的地と全然違う場所に到着してしまう事もあります。この場合でも、乗客は運転手に運賃を払わなければならず、完全に無駄な出費となってしまいます。

停めてはいけないタクシーの見分け方

 

バンコクのタクシーは、タクシー会社により車体の色分けがされています。が、こう言っては失礼ですがタクシー会社によるサービス等の差異は目クソ鼻クソなのであまり気にする必要はないかと思います。ただ一点だけ、白い車体のタクシーだけは避けた方がよいです。

タイではタクシー運転手によるトラブルが多発していますが、その多くは白タクシー(個人タクシー)で発生しています。以前、ドゥシタニホテル(閉館)からアソーク駅への移動のためドアマンにタクシーの配車をお願いしたら、たまたま停まったのが白タクだったため仕方なく乗り込んだのですが。。。ドライバーは瞳孔ガン開きで手はブルブル震えてるし、何を話しかけておしどろもどろというか呂律が回っていない、運転中だというのにハンドル横に備え付けたスマホ画面を見つめながら、ほぼ前方を確認することもなく目にもとまらぬ手つきで何人もの相手と高速チャットを続けていました。ある意味スゲーなコイツと感心しました。

また、見るからに車体がボロいタクシー、運転手の目つきが普通でないタクシー、やたら英語で話しかけてくるタクシーも注意が必要です。特にこちらがタイ語で話しているにも関わらず、頑なに英語で返してくるタクシー運転手は高確率でぼってくる気がします。

乗車の際の注意点(メーター使用を確認)

こちらが外国人とわかるとメーターを作動させず、走り出してから「XXバーツ」とボリボリプライスを提示してくる運転手がいます。走り出すと同時に、メーターを起動させたかを必ず確認しましょう。走り出してから数秒の間に起動させる気配がなければ、メーターを指さして「メーター!」と言いましょう。ここでメーター使用を断ってきたら、「メーターを使用しないなら降りる」と言って下車してしまった方が良いかもしれません。

タクシー乗車中の注意点

以下、タクシー乗車中の注意点です。

乗車中に眠らない

特に女性。タイではタクシードライバーによる暴行事件が後をたたず、何をされるかわかりません。夜間の利用であれば露出の高い服装も控えましょう。

タクシー運転手と喧嘩しない

薬物中毒者や前科者もいたりして、血の気の多いドライバーが結構います。絶対に喧嘩はしないようにしましょう。タイ人の怒りの導火線は短く、キレたら何をされるかわかりません。

道順をいちいち細かく指示しない

タイのタクシーは遠回りをしてメーターを稼ごうとは思いません。さっさと客を下ろして次の乗客を捕まえた方が稼げるからです。地図を確認すると一見遠回りをしているように感じることもありますが、これはバンコクの一部道路が時刻によっては一方通行になったり、或いは距離上の最短ルートがその時間帯は渋滞している(と運転手が推測している)ためです。

運転手にとって最も早く到着すると踏んでいるルートで走行している筈なので、あまり細かく道順を指示したりすると怒り出す運転手もいます。

タクシーの降り方・料金の支払い方

stevepb / Pixabay

目的地に到着したら運転手がメーターを止めますので、表示されている金額を払いましょう(※ただし、高速道路料金は別途支払う必要があります)。

渋滞具合にもよりますが、バンコク中心部であれば大体の場所は150バーツ以内で行けます。郊外であっても、最大300~400バーツくらいです。

注意しなければいけないのは、タイのタクシー運転手はお釣りを持ち合わせていない事が多いことです。500バーツや1,000バーツ札で支払おうとすると、結構な高確率で釣りがないと言われてしまいます。20バーツ札や50バーツ札の少額紙幣を事前に用意しておくとよいと思います。

また、多くの運転手は端数を勝手に切り上げたり切り下げたりします。例えば料金が57バーツなので60バーツを支払ったら、残り3バーツの釣りを返してくれなかったり、あるいは61バーツの料金に対し60バーツを渡したら、残り1バーツは不要と言われたりします。日本人的には理解しがたい感覚ですが、まあ何事にも大らかな文化なんだと思って都度対応しましょう。

観光地周辺のタクシーには注意

Jonny_Joka / Pixabay

カオサンやその周辺の王宮エリア、シーロムエリア、スクンビットエリア(特にナナ~アソーク近辺)など、外国人観光客が多い地域では、メーターを使用としないタクシーが多いです。こういった場合、徒歩でそのエリアから少し離れてみると、意外と簡単にメーターを使用してくれるタクシーが捕まるケースが多いです。

また、少し割高にはなりますが、最近はGRAB TAXIなどの配車アプリも普及しており、通勤・帰宅の時間帯や週末の夜間を除けば、タクシーは容易に捕まえることができるようになりました。

まとめ

以上、長々と書きましたが、バンコクのタクシーは日本と比較しはるかに安く利用できます。バンコクの都内電車網は日本の諸都市と比較し発達しているとは言い難く、目的地近くにBTS・地下鉄駅がない場合、躊躇せずタクシーを利用しましょう。

ただし、くれぐれもタクシー運転手とは喧嘩をせず、不快な思いをしたとしても運が悪かったと笑って流しましょう。良くも悪くもタイで生活するのに多少のことには目をつぶる大らかさは必要不可欠だと痛感する今日この頃です。