バンコク市内の交通手段(バイクタクシー、シーロー、トゥクトゥク、ロットゥー)

引き続き、バンコク市内の交通手段についてご説明いたします。

バイクタクシー(モタサイ)

ソイ(大通りの両側に広がる道)の入口に屯所を構えて客待ちをし、ソイ内のピストン輸送をしているのがバイクタクシー、通称「モタサイ」です。ドライバーはお揃いの色(オレンジが多い)のベストを着て営業しており、それぞれの屯所ごとに縄張りが決まっています。

渋滞する時間帯にソイの中を移動するには非常に便利な乗り物です。

料金は目的地に応じてある程度決まっていますが、実際のところはドライバーの裁量でブレがあり、近距離であれば大体10~50バーツ位です。ボラれることはほぼありませんが、心配な方は乗車する際に料金を確認しておきましょう。

以下、注意点です。

●英語不可、タイ語必須:

タクシーやバスと同様に英語はほぼ通じません。目的地である通りの名前やソイの番号をタイ語で告げる必要があります。

●事故リスクが高い。長距離の移動は危険:

ソイの中の入り組んだ道を行き来する事を想定した交通手段ではあるものの、長距離の移動も可能です。ただし、その場合の料金はタクシーより高くなりがちで、且つ運転も非常に荒く危険なのでお勧めしません。

私も酷い渋滞時にタクシー利用を諦めモタサイを利用したことがありますが、100キロ近い速度でピュンピュン走る自動車の間を縫うように爆走し、生きた心地がしませんでした。実際に事故にあった知人もおります(幸い軽傷で済みましたが)。

●臭う運転手もちらほら。。。:

ドライバーは土煙や排気ガスが舞う中、一日中客待ちをしていますので、髪の毛がカピカピになっている方、少し臭う方もちらほら。潔癖症の方にはきついかもしれません。

シーロー

日本人向け住宅が密集しているスクンビット・ソイ39の前に屯所を設けて客待ちをしているのが、小型ピックアップトラックの荷台を座席に改造した乗り物であるシーローです。同ソイの入口はシーローの縄張りとなっているためモタサイの屯所がなく、ソイ内の移動にはシーローの利用を余儀なくされます。

乗客はほぼ全て同エリア内に住居を構える日本人で、運転手に行き先(お住まいのコンドミニアム名でOK)を伝えて乗り込みます。通勤・通学時間帯は一定数の乗客が揃うまで出発を待つこともあります。料金は距離や物件により大体決まっていますが、プロンポン~トンローエリア内であれば、大体20~50バーツほどで収まるでしょう。

↑スクンビット39のシーロー乗り場。行き先を告げて乗り込みましょう。

運転手はこの道ウン年のベテランが多く、同エリア内の地理を熟知していますので、コンドミニアムやアパートの名前を告げるだけでOKです。

ちなみに私もスクンビット39に住んでいたことがありますが、正直不便を感じました。シーローは乗合になることも多いため、同乗者が複数いる場合は当然行き先も複数となり時間がかかったり、ソイ内の渋滞で中々前に進めなかったり。。。短距離の移動であればモタサイの方が圧倒的に便利です。

●利用者はほぼ日本人、居住アパート名を告げるだけでOK:

英語はほぼ通じませんが、片言の日本語を喋る運転手もいます。お住まいの物件名を告げるだけで目的地を理解してくれます。

●料金は移動距離を踏まえると高め:

タクシーが初乗り35バーツのタイでは、移動距離を踏まえると料金は若干高めの印象です。

トゥクトゥク

タイの名物のように旅行誌等で取り上げられていますが、バンコク市内の交通手段で最もコストパフォーマンスが悪いのがトゥクトゥクです。

私が初めてタイに来た90年代後半はまだメータータクシーの台数が少ないこともあり市民の足として活躍していましたが、最近ではカオサン通りといった観光地やアーリー等の例外的な地域を除き、市内中心部ではあまり見かけなくなりました。曖昧な料金体系、乱暴な運転、外国人とを見るや高額料金をふっかけてくる悪質な運転手などが主要因となり自然淘汰されたものと思われます。

とはいえ、バンコク郊外やメータータクシーの走っていない地方都市などではまだまだ現役で活躍中です。

料金は距離に応じて50バーツ位からですが、ほぼ完全に運転手の主観で料金が変わります。少し距離があると200バーツなどとふっかけてくる運転手も多いので、必ず乗る前に料金を確認し、高いと感じたらキッパリとお断りしましょう。

観光でバンコクにいらっしゃる方は旅の記念に乗車してみるのも良いかもしれませんが、そうでない方にはエアコンが利いていて明朗会計のタクシー利用をお薦めします。

●コストパフォーマンスは最悪:

上述の通り、コストパフォーマンスはバンコク中心部の移動手段としては最悪の部類に入ります。他に移動手段がないケースを除き、タクシー利用をお薦めします。

●悪徳ドライバーに注意:

特に観光名所である王宮付近やカオサンエリア等で客待ちをしているトゥクトゥク運転手は、目的地を告げると盛んに「その観光名所(もしくはお店)は今日は休み」等と宣いますが、ほぼ100%が詐欺目的の嘘です。こういった運転手は相手にしないようにしましょう。

ロットゥー

タイに来て日が浅い方にはややハードルが高いものの、利用できるようになれば一気に行動範囲が広がる乗り物がロットゥーです。

ロットゥーとはTOYOTAハイエース等を使用した、中長距離用の乗合いバンです。料金は距離により異なりますが、バンコク市内および近郊であればおおよそ10~30バーツ位で利用できます。

長距離路線は各主要バスターミナルが発着点になっていますが、中距離路線はチャトチャック公園前やバンナー通り等に散在しています。方面ごとに客引きがいますので声をかけ、目的地を告げればどのバンに乗れば良いか教えてくれます。乗車時に、目的地の料金が幾らか確認しておきましょう。

車内に乗り込み、ある程度の人数が揃ったら出発です。料金は長距離の場合は乗車前に支払う場合が多く、短距離路線であれば下車時に支払う事が多いです。ルート上であれば途中下車も可能です。

日本人の利用者は少ないですが、バンコク市民にとっては一般的な交通手段で、郊外に住んでいる会社員や学生が通勤・通学で利用しています。使いこなせるようになれば非常に便利な乗り物です。

下記が利用の際の留意点になります。

●運転が荒く事故リスクが高い

運転は非常に荒いです(その分、早く目的地に到着しますが)。タイ人の間では最も事故リスクの高い乗り物として知られており、安全を気にされる方にはバス利用をお薦めします。

●出発時刻はあまり守られない

特に長距離移動のロットゥーの場合、最低数の乗客が揃い次第の出発となるため、大抵は当初予定よりも遅れての出発となります。

●座席スペースが狭い

座席は狭いです。荷物が多い場合はバスの利用をお薦めします。

 

他にもソンテウと呼ばれるピックアップトラックを改造した乗り物もあるのですが(チョクチャイ4やオンヌットなどを走っています)、ややマニアックなので割愛します。

以上、バンコク市内の主要な交通手段についての説明でした。